この日は、下流にダムを有する河川の本流へ。
本流と言っても規模的には渓流くらい。
先シーズン訪れたときは雨で状況がどんどん悪くなり、ほとんど入渓することができなか
った川である。
まずは、以前入った場所から始めてみた。
予想では、ダムから銀毛が入ってきてるはず。
落ち込みの払い出しにクロスで入れると、幸先良く自作ミノーに褄黒が飛び出す!
ダムのバックウォーターなだけに、このエリアでは追ってくるのは全て褄黒!
しばらく、満開の櫻をバックに褄黒のチェイス&ヒットを楽しむことができた。
その後は昼までダムでひたすらスプーンを投げ倒すも何も起きることはなく、辺りには
フナがはたく音がこだまするだけであった。
少し早いが、ICへ向け道沿いの流れを打ちながら帰ることにした。
朝入った区間より上は、前回来た時は増水で全くできなかった区間で、かなり楽しみにし
ていた。
心を踊らせつつ入ってみると、岩盤エリアで落ち込みと浅場の岩盤スリットが続き、良い
魚が着きそうな雰囲気を醸し出していた。
小型のチェイスはあるが追いきれない感じが続いていたが、この小さな淵でleaf originalを
アップで中層に入れ込み、流れに乗せてヒラを打たせると水中に大きな光が生まれた!
虫を腹一杯食った、良いサイズの魚が出てきてくれた!
ナイスなプロポーションに鮮やかなレッドバンドが最高に美しい。
この個体だけなのか、この川の特徴なのか背中の黒点が少ない。
周りは大量の虫が飛び、水中の岩にはトビケラの巣がビッシリ着いている。
シーズン中盤にはかなり期待が持てるのではないかと思いつつ、この川を後にするのであった。